日曜のラジオ:話し始められる原稿3本
Notionにある3つの題名から、社内向けの短い原稿にしました。本文メモは空だったため、以下はすべて今回の構成案です。あなたの実体験や発言として新しいエピソードを作らず、例は仮の場面として書いています。収録・公開前の下書きです。
おすすめの順番は、「結局フィードバックの数」→「批判的に見てもらう」→「ある経営者ならどうする?」。まず直す回数の話、その後に指摘の質、最後に見る基準を変える話へ進めます。各原稿は単独でも使えます。
1. 結局、フィードバックを受けたあとに何回直したか
AIに何回頼んだかって、あんまり仕事の出来を説明してくれないと思うんですよね。10回やり取りしていても、ずっと同じところで迷ってることはある。
僕が増やしたいのは、作って、見てもらって、直す回数です。
たとえば、営業資料を作るとします。AIに頼んで、見た目もそれっぽいものが出てきたけど、そこで止めたら、まだ自分たちが言いたいことを並べただけで、お客さんが知りたいことには答えていないかもしれない。
実際に使う人に見てもらって、「お客さんが最初に気にするのは導入後の負担だよ」と言われる。じゃあ、説明の順番を変える。その資料で話してみたら、今度は料金のところで止まった。何が含まれるのかが分からなかった、と。
これなら、直した理由が残りますよね。
逆に「もっと良くして」を何回も繰り返すと、何を良くしたかったのか分からなくなる。表紙が青から黒になって、文章がちょっと格好よくなって、で、お客さんの疑問には答えられたんだっけ、と。
AIがあると、この途中の修正を試しやすい。だからこそ、一度の出力をずっと眺めて悩むのはもったいないなと思います。
ただ、指摘されたことを全部直すのも違うんですよ。「長い」と言う人もいれば、「説明が足りない」と言う人もいる。誰が、何を決めるための資料なのかが揃っていないと、直すたびに別の方向へ進んでしまう。
最初に目的を一つ置いておく。「この資料を見た担当者が、社内で検討を進められる」。そのために必要な指摘かどうかで選ぶ。
で、直したあとに、同じ疑問が残っているかをもう一回見る。残っていなければ、そこは終わりでいいです。新しい言い回しを探すためだけに、完成を先延ばしにしなくていい。
今日、途中になってる資料があれば、一か所だけ誰かに見てもらってください。「どうですか」だと広いので、「この説明で、次に何をすればいいか分かりますか」と聞いてみる。
返ってきた答えで、一回直す。そういう回数を、仕事の中に増やしていきたいです。
一緒に渡せる指示文
この資料を見た人にしてほしいことは【目的】です。想定読者は【読者】です。目的の達成を妨げる箇所を、本文を根拠に最大3つ挙げてください。各指摘に「どこで迷うか」「なぜ迷うか」「最小限の修正案」を付けてください。修正後は、指摘した問題が残っているかを同じ基準で確認してください。
元のタスク:ラジオ📻結局fbの数
2. AIに、ありえないぐらい批判的に見てもらう
AIに「ありえないぐらい批判的に見て」って頼むとき、欲しいのは、自分では見落とした穴なんですよね。
たとえば、提案書を自分で読んでいると、「この説明で分かるでしょ」と思いやすい。自分は前提を知っているので、読む人がまだ説明されていない話についていけず、途中で置いていかれていても、頭の中で補えてしまう。
そこでAIに、お客さんの立場から疑ってもらう。
「なぜ今やるのかが伝わらない」「担当者の作業がどこまで増えるのか書いてない」「この数字はどこから来たのか」。そういう指摘なら、次に確かめることが見えます。
でも、「厳しく」と頼んだら、厳しい言い方の文章が返ってきただけ、ということもありますよね。「説得力がありません」「差別化が不十分です」。いや、どこの話よ、と。
言い方が強いと、なんとなく当たっている気がしてしまう。そこは一回止まって見たいです。
指摘するなら、該当する文章や画面を挙げてもらう。それが誰をどう困らせるのか、理由も付けてもらう。確認できていないことは、確認できていないと書いてもらう。
この条件を入れると、こちらも指摘を選びやすくなります。「確かに、ここは直そう」「これは前のページに書いてあるので採用しない」「この数字は元データを見直そう」。それぞれ次の動きが違う。
全部をそのまま直す必要はないです。AIが見落とすこともあるし、こっちの目的と違う立派な改善案を出してくることもあるので。
あと、直したあとに、同じ箇所を見てもらうところまでセットにしたい。文言を変えたから解決したつもりになっていても、読む人の疑問は残っているかもしれない。
批判を受けるって、ちょっと面倒です。自分で良いと思って出したものですしね。だから、誰かに見せる前にAIで一度穴を探しておくと、出すときの迷いを減らせると思います。
次に見てもらうときは、「厳しく」に一文足してみてください。「指摘する箇所と、その根拠も出して」。そこまで出てきたものを読んで、直すものを自分で選びましょう。
一緒に渡せる指示文
この提案を採用しない理由を、想定読者【読者】の立場から厳しく点検してください。目的は【目的】です。重大な問題から最大5つ。指摘ごとに該当箇所、根拠、読者への影響、修正案を示してください。根拠のない欠点を作らず、不明な点は確認事項にしてください。問題が見つからない場合は、その旨を伝えてください。
元のタスク:ラジオ📻ありえないぐらい批判的な視点でfbさせる
3. ある経営者の名前を借りて、見る基準を変える
「ある経営者ならどうする?」ってAIに聞いてみる。こういう聞き方は、自分が当たり前にしている基準を、一回外すために使えると思うんですよね。
たとえば、説明をたくさん詰めたページがあるとします。作った側としては、どれも必要に見える。機能も書いた。特徴も書いた。導入の流れも、会社の紹介も入れた。
でも、初めて開いた人は、最初の画面でどこを見ればいいのか分からないかもしれない。
そのとき、「もっと綺麗にして」だと、色とか余白の話で終わることがある。僕なら、まず「この画面で、一番見てほしいものは何?」を考えたいです。
申し込んでほしいなら、その前に何が分かっていれば申し込めるのか。資料を読んでほしいなら、読むと何を判断できるのか。そこを決めると、最初に見せるものも変わります。
人物の名前を使うのは、その問いを出すきっかけとして面白い。ただ、返ってきたものはAIの案なので、ある経営者本人がこう考えた、という話にはしない。名前がつくと正しそうに見えるけど、最後に確かめるのは目の前の画面です。
仮に、AIが文字を半分にして、余白を広くした案を出してきたとします。ぱっと見は綺麗になった。でも、料金に含まれる範囲まで消えていたら、それは困る。
減らせばいいというものでもないんですよね。初めて使う人が迷わず進めて、必要なことも分かる。その状態になっているかを見る。
比べるときは、変更前と変更後を並べたいです。どこを最初に見たか。次に何をすると思ったか。実際にボタンを押して、その先まで進めるか。
「最初に見る場所が決まった」「説明を探し回らずに済んだ」。使う人からそう返ってくれば、どこを残したいかも分かります。
いま作っている画面や資料で試すなら、「この人が次に何をするかまで考えて、変える箇所を一つ選んで」と続けてみる。
出てきた案を、変更前と並べて見る。名前の力を借りたあと、自分の目で選ぶところまでやってみてください。
一緒に渡せる指示文
ある経営者ならどこを変えるだろう、と考えて、画面の見せ方を見直す案を出してください。これは思考実験です。本人の発言や判断を再現したとは扱わないでください。利用者は【利用者】で、この画面の目的は【目的】です。最初に注目すべきものと、次に取る行動が伝わるかを確認し、効果が大きそうな変更を一つ提案してください。必要な条件や説明は削らず、変更前後を比べる確認方法も添えてください。
元のタスク:ラジオ📻ある経営者ならどうする?で綺麗にする
収録前に
3本とも、そのまま短く話すことも、最近の実例を一つ足して広げることもできます。実例を足す場合は、あなたが実際に見て判断した場面を選んでください。顧客名や未公開の数字は本文へ入れていません。
話し言葉の調整には、本人の公開記事にある、具体例から判断へ進む流れと文の長短を参照しました。古い記事の事業数値・経歴・強い表現は今回へ持ち込んでいません。スピード感のある人が好きです。・「とりあえずやってみる」ができない人へ